本日は、作業現場における油圧ベンダーの金型改良と、新たに製作したアルミ小物入れについてです。
日々の改善の積み重ねが、効率と精度、そして「ものづくりの楽しさ」につながっています。
油圧ベンダーの金型改良で精度と作業性を向上
これまで使っていた油圧ベンダーはシングルの金型仕様で、アルミ板(1.5mm〜2.0mm厚)の曲げ加工において「カチッ」と決まる仕上がりが出にくいという課題がありました。結果的に、別の手動ベンダーを使っていましたが、作業には大きな力が必要で、効率も低下。
新たな工夫:ダブル2V型金型を導入
ちょうど先日バンドソーを導入したこともあり、倉庫にあったダブル2V型金型(以前先輩から頂いたもの)を活用。金型を305mmに切断し、カップブラシでサビを除去、表面を磨き上げました。
仕上がりは見違えるように美しくなり、試し曲げでは
👉 アルミ板が「カチッ」と正確に曲がる理想的な状態に。
これにより、力を使わずに安定した曲げ加工が可能となり、作業時間・体力の軽減につながりました。
次の工程:ギロチン部の改良と箱曲げへの対応
次回の作業では、上部ギロチン部分の再設計を予定しています。
狙いは箱曲げが可能な構造への改造。これにより製作できる製品の幅が広がり、さらなる工程短縮と品質向上が期待できます。
現場発の製品:アルミ小物入れを製作しました
ベンダーの改良と並行して、アルミ製の小物入れを製作しました。
これは、ガレージや工房などの現場で頻繁に使う細かな部品の収納用として考案したものです。
特長:
ポジショナーによる高精度なアルミ溶接仕上げ
・ボルト、ナット、ワッシャー、タイラップ、ギボシ端子などを一括収納
・工具箱にもフィットするサイズ感
・パソコンデスクやインテリアとしても使えるミニマルデザイン
価格(税抜): 大サイズ:¥5,980 ・ 小サイズ:¥4,980
日々の作業で「こんなのが欲しかった」を形にした、実用性の高い一品です。
最後に
油圧ベンダーの改良と金型の工夫、そしてそこから派生した製品づくり。
すべての作業は現場の「もっとこうしたい」「もっと楽にしたい」から始まっています。
こうした改善や製作を、これからも少しずつ形にして発信していきます。
ご興味ある方は、お気軽にお問い合わせください。